先日プラッツ/ドラゴンから発売のガルパン商品1/72プラスチックモデルキットシリーズの新金型「ガールズ&パンツァー・IV号戦車D型改(F2仕様) 」を前回紹介しましたが
未だかつて、どこからもインジェクションキット化されていない 幻の車両をドラゴンが完全新金型でついに世界初キット化!!!
ティーガーIの前身といわれる試作戦車
『1/35 WW.II ドイツ軍 Pz.Kpfw.VI(7.5cm) Ausf.B』が発売決定!
◆テストショット到着!!◆
今回はテストショットご紹介第一弾
ドラゴンの新製品、Pz.Kpfw.VI(7.5cm)Ausf.B のテストショットが届きました。まあ、重戦車ですから、当然といえば当然ですが、結構なボリュームです。相変わらず、ドラゴンならではのシャープなモールドが気持ちよく、これでもかというくらいびっしりとレイアウトされています。パーツ点数は軽く 1000点をオーバー、ちなみにパーツの総重量は約0.5kgでした。ボリュームも重量も、さすがに重戦車!!
◆独特なシャシー形状◆
車体下部パーツはもちろん、スライド金型を使ったワンピースです。異様に高い側面のパネルが目を引きます。ティーガーIの車体下部パーツと較べるとずいぶんと形状が違うように見えますが、受け継がれているデザインが見え隠れするのが興味深いですね。
◆分割して再現されるフェンダー◆
左右のフェンダーは車体下部パーツに側面から差し込んで取り付けられる構成です。側面の円形ハッチにかかる部分から前後とハッチに重なる部分は別パーツで再現されています。ハッチ、フェンダーの組み立てで表情を変えてみるのも楽しそうです。
◆車体に較べて小ぶりな砲塔◆
車体下部などと比べると砲塔は小ぶりに見えます。ティーガーIよりはむしろIV号戦車などにデザインは近い感じですね。砲塔下部、主砲防盾パーツなどで構成され、もちろん、キューポラのペリスコープなどには透明パーツが用意されているのは他のドラゴンモデルと同様です。
砲塔はスライド金型を使った一体成形パーツです。キューポラや各ハッチ類は別パーツで立体的なディテールを作り出しています。
◆切れ味も伝わるゲルリッヒ砲のシルエット◆
注目はゲルリッヒ砲を再現した主砲です。先端に向かってぐっと絞られた、通常の一般的は戦車砲とは異なる独特なシルエットがしっかりと再現されています。もちろん、ワンピースでスライド金型を使って砲口が開口されているのは言うまでもありません。
ティーガーIの開発にあたってはこの車両のデザインが引き継がれているとも言われています。砲塔のサイズを較べてみるとこの車両よりも数段幅があるティーガーIの砲塔を搭載するためにシャシーの上部側壁を広げてその搭載スペースを確保すると、ティーガーIの車体デザインに繋がるのがよく分かります。ティーガーI開発史にも欠かせない車両のモデル化は、ミリタリーファンとしては見逃せませんね。
試作計画車両ですが、その活躍を想像してみるのも楽しみです。 実戦参加の様子を想定して仕上げたり、また、直系となるティーガーIとの 作り比べも興味深いキットです。 お見逃しなく!
このパーツ点数・・・なぜこんなに多いんでしょうか?
この答えは次回のブログ更新 お楽しみに・・・