派手なマーキングは戦闘機を華やかに演出
1/72 航空自衛隊 F-15Jイーグル 第305飛行隊 創隊40周年記念塗装機 ‘梅組・デジタル迷彩’
第二次大戦とその後のベトナム戦争辺りまででしょうか。
その頃までの戦闘機や爆撃機などには、ノーズアートと呼ばれるカラフルなイラストが描かれた機体やジェット時代に入っても尾翼などにカラフルな部隊マークを描いた機体が多く見られました。
その後、敵に見つからないようカモフラージュの技術が進歩するのに伴い、戦闘機をはじめとする軍用機は機体から色彩を失い、グレーの目立たないトーンのカラーリングが主流になってきました。日本の自衛隊も例外ではありません。
その塗装には凄みはもちろんあるんですが、なんとなく物足りないかな、なんて思う方もいらっしゃるのでは。
さてそんな中、毎年各地で開催される自衛隊の航空祭にはその反動?ということではないかもしれませんが、ここぞとばかりにアイデアとデザインセンスを奮って機体をキャンバスに派手なマーキングを施した特別塗装機が登場しています。航空祭の目玉の一つと言えるでしょう。
近年、各地の航空祭で様々な特別塗装機が披露された中でも1,2を争う美しいマーキングが第305飛行隊のF-15に施されたデジタル迷彩といっても決して過言ではありません。
この特別塗装は新田原基地をベースに任務についている第305飛行隊がその創隊40周年となった2019年に、それを記念して主力戦闘機F-15Jイーグルに記念の特別塗装を施したものです。実際に実機をご覧になった方も多かったのではないでしょうか。普段のグレーの迷彩とは打って変わったそのカラーリングとマーキング。粋ですね。
自衛隊ファンの皆さんには改めて説明するまでもないかもしれませんがざっと記念塗装の説明を。機体の背中に大きく描かれていたのは「梅」のマーク。これは305飛行隊の部隊マークですね。百里基地にいたころは水戸偕楽園の梅を、新田原基地にいるときには湯の宮座論梅をモチーフにしていると言われています。
このマークから、部隊が「梅組」とも呼ばれているのはご存知のとおりです。
今回の特別塗装ですが、梅のイメージを基に赤を基調にしたグラデーションの迷彩が施されていました。この迷彩はデジタル迷彩と呼ばれる手法で、最新の迷彩スタイルとも言われていますね。もちろんミリタリー的な迷彩ということでは赤系統の色味は無いかと思いますが、いかにも現代的な迷彩パターンです。
さて、この印象的なマーキングの機体をプラッツは1/72スケールのプラモデルキットとして再現しました。プラッツの1/72 F-15キットは航空ファン、模型ファンの方からも高い評価をいただいてる傑作キット。機体の仕上がりはいうまでもありません。
パネルラインのシャープな再現や形状、脚柱やコクピットなど、細部のディテールも抜かりありません。
でも今回の最大のおすすめポイントはデカール/マーキングです。
赤系統のピクセルで構成されるデジタル迷彩のカラーリングから背面に大きく描かれた梅のマークに至るまで、大型のデカールで再現できるようにデカールをセットしています。
これを貼るの?って思われるかもしれませんが、模型ファンにはおなじみのイタリアのカルトグラフで印刷されたデカールです。
機体の形状に馴染む柔軟性や貼りやすさ、さらに、その発色性の良さが今回の赤系統のマーキングをいっそう華やかに演出します。
プラッツ技術陣が貼りやすさを考え抜いたデカール分割も見どころの一つ。
さあ、あなたも梅組の一員になって、派手なマーキングの再現に挑戦しましょう。
コレクションの中でも一番の仕上がりになること間違いなしです。
この他、プラッツの航空自衛隊プラモデルキットシリーズには立体映えする特別塗装機が各種揃っています。
プラッツ 1/144 航空自衛隊 F-4EJ改 第302飛行隊 ラストファントム 2019 (ブラックファントム) 1,800円(税別) 発売中
プラッツ1/144 航空自衛隊 F-4EJ改 第302飛行隊 ラストファントム 2019 (ホワイトファントム) 1,800円(税別) 発売中
ぜひあわせてお楽しみください。
1/72 航空自衛隊 F-15Jイーグル
第305飛行隊 創隊40周年記念塗装機 ‘梅組・デジタル迷彩’
3,980円 (税別)
好評発売中
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