AMT 1/25 スバル・ブラット プラスチックモデル
日本で手に入らなかった、格好いい日本車
アメリカではピックアップが高い人気を持っています。だからでしょうか、日本の自動車メーカーもアメリカ市場向けにはピックアップトラックの開発に力を入れている感じがしますね。その昔、スバルもアメリカ市場を意識してピックアップトラックを作っていました。それが、ブラットです。
実は日本では買えない日本車の一つだったんですね。1977年に誕生したブラットのベースとなっていたのはもちろん日本でも販売してファンが多かったレオーネでした。2ドアセダンのボディを改造して後部に荷台を設けたピックアップへと変身させていたのです。
当時は日米の貿易摩擦などもあり、日本から輸出される自動車には高い関税がかけられたりしていました。中でもピックアップトラックにはアメリカのメーカーを守る意味から一般の乗用車よりも高い関税が課せられていた時期でもありました。日本のメーカーは完成車としないで輸出、アメリカで組み立てるなどの工夫をして制限を回避することを実施したりしていました。
で、スバルです。スバルのブラットはベース車両がレオーネでした。レオーネはモノコックボディであったことからシャシーでの輸出ができず、その代わりに考えられたのが荷台部分につけられた2つのシートでした。つまり、荷台にシートを装備することで乗用車として輸出をしたのです。ピックアップトラックよりも関税が低かったからですね。
時代の中でいろいろな工夫がされたブラットですが、おしゃれなデザインがアメリカでは好評で人気車種となったのでした。当時、日本でも販売してくれればと思った方も多かったのではないでしょうか。今見ても格好いいピックアップだと思います。
話は少し脱線しますが、日本でスバル・ブラットの名前が知られたのは当時人気を集めていたRCカーでモデル化されたことも一因でしょうか。RCカーでその名前を知った方も多かったのでは。
さて、話は戻って、AMTの1/25 ブラットです。アメリカのプラモデルメーカーは数多くの新旧ピックアップトラックをモデル化していますが、アメリカのメーカーのピックアップに比べると一回りコンパクトな感じ。全長は約16cmというところです。フォードやGMなどのピックアップになると仕上がり全長は20cm近くに達しますからね。
このキットはかつてAMTから出ていたものを数十年ぶりに2019年にリニューアルリリースしたものですが待っていたファンは多かったようで、プラッツが2019年に輸入した最初の入荷分は即完売でした。次回は2020年2月ごろの再入荷を予定しています。
モデルは1978年型の初代ブラットをモデル化。数々のアメリカンピックアップの中で製品化されているのですからその人気も伺えますよね。
もちろん、エンジンから足回りまですべて再現されたフルディテールキット。取外し可能なボンネットの下にはスバルの水平対向4気筒エンジンが再現されています。エンジンとギアボクスは一体で上下分割。別パーツでキャブレエターやコッグドベルトなども再現。立体感ある仕上がりはディテールアップに腕をふるってみるのも楽しみですね。
駆動系は4WDタイプを再現。サスペンションパーツなどの再現も加わってメカニカルな仕上がりですね。
ボディもいい感じです。同年式のアメリカ製ピックアップと比べてもスタイリッシュな雰囲気は人気を集めたことも実感できます。そして、リヤの荷台部分には苦肉の策ともいうべき2つのシートが、もちろん再現されていますよ。これで4人乗りの乗用車というんですから、なかなか無理もあるような・・・。
キットにはオプションパーツとして荷台部分のロールバーやフロントのブッシュガードなども用意されています。オリジナルなカラーリングとカスタマイズでお楽しみいただきたいキットです。
AMT 1/25 スバル・ブラット 5,800円(税別)好評発売中
メーカー:AMT
ITEM:AMT1128
コード:0849398030349