お待たせしました!! プラッツ/nunu　1/20 マクラーレン MP4/2C

皆様、長らくお待たせいたしました。

プラッツ/nunu初の1/20 F1モデルキットとして注目をいただいていたマクラーレンMP4/2Cがいよいよ登場です。

すでにご案内しているように1/20 F1キットとしては標準的な部品構成でもちろんエンジンまで再現したフルディテールキット。

1986年のF1 第14戦ポルトガルグランプリ仕様をモデル化しています。パッケージでもおわかりのようにこのグランプリではいつものレッド/ホワイトカラーとは一味違うイエロー/ホワイトのカラーリングがカーナンバー2のマシンに施されていたことで知られています。

そのレースを選んでのモデル化です。

さっそくパーツを見ていきましょう。

まずはカウルです。
ボディカウルは上部と両サイドに分割されていますがぐっと絞り込まれた後部やエアアウトレットの盛り上がった造形、シャープに再現されたスリットなど、マクラーレンがトップランナーだった当時の力強さも伝わってきます。

フロントノーズは別パーツで再現されていますが、フロントウイングはカウルと一体。ウイングの取り付けに狂いが生じるなどということもないのがポイントです。

ボディパーツにはカラーリングを塗装で表現される方には嬉しい塗り分けラインのケガキ線を入れてあります。もちろんデカールを貼る時の目安にもしていただけます。

このフロントカウル、ボディカウルはポルトガルグランプリ仕様を表現したパーツです。

続いてはシャシー下面パーツ。

ポルトガルグランプリ仕様をしっかりと再現したパーツです。
フロントノーズからリアのディフューザー部分までを一体で再現する大型パーツです。当時のフラットボトム規定に準じてフラットに作られた下面は表面のディテールをしっかりと再現しています。実車の素材の質感を表現しているのをおわかりいただけるでしょうか。

そして、そのシャシー下面パーツの上に取り付けられるモノコックパーツ。コクピットを中心にリアのガソリンタンク部分までを一体パーツで再現。形だけでなくこのパーツも表面のディテール表現に力を入れています。カーボンの質感を表現する彫刻を施しています。

どちらもぜひ手にとって御覧いただきたいパーツです。

続いて、エンジンパーツです。エンジンブロックは左右分割。ターボチャージャーなどの補機類や吸気、排気管の取り回しなど、組み立てやすさを考慮しつつ、メカニカルな仕上がりを追求しています。

TAGの資本をもとにポルシェの技術で作られたTAGターボV6エンジン。コンパクトで無駄のないデザインが模型からも見て取れます。マクラーレンのシャシーとの組み合わせで圧倒的な強さを発揮したそのパフォーマンスが伝わります。

さらに、サスペンションパーツや前後ホイール、リアウイングパーツもポルトガル仕様でモデル化。カラーリングの違いが話題を集めたポルトガルグランプリ仕様にこだわったモデル化です。

さて、マーキングです。

このシーズンはNo.1ドライバーにアラン・プロスト、No.2ドライバーにはケケ・ロズベルクという布陣でした。シーズンを通してのマーキングはおなじみのレッド/ホワイトのツートンカラーでしたが、この1986年のポルトガルグランプリではケケ・ロズベルクがドライブしたカーナンバー2のマシンがイエロー/ホワイトに塗り分けられていたのです。

スポンサーの新製品に合わせたプロモーションの一環だったのはご存じの方も多いでしょう。一味違ったカラーリングイメージは新鮮でした。

キットにはカーナンバー2のイエロー/ホワイトのデカールの他、プロストがドライブしたおなじみのレッド/ホワイトのカラーリング用のデカールも用意しています。ボディカウルはホワイトを塗装していただければレッド、あるいはイエローの部分はデカールで表現可能です。

説明書は日本語。イラストとともにわかりやす説明書を心がけて制作しています。

キット本体だけでも十分にリアルな仕上がりを楽しんでいただけると思いますが、プラッツ/nunuの1/24キットと同様に、このマクラーレンでもエッチングパーツやカーボンデカールなどをセットした専用のディテールアップパーツが同時発売です。腕自慢のモデラーにはぜひとも合わせてご利用いただき、よりリアルでシャープな仕上がりをお楽しみください。