メビウス 1/8 大アマゾンの半魚人
2018年春の発売以来、ロングセラーを続けるメビウスの半魚人 ギルマン。メビウスの1/8半魚人のプラモデルキット。今もお問い合わせが多い商品です。というわけで、皆様の声にお応えしてキットの中身を見てみました。
質感たっぷりのパーツ群
このキット、その昔オーロラというメーカーが出していたキットへのオマージュで作られたキットなんですね。
オーロラといえば1950年代にアメリカで誕生した伝説のプラモデルメーカー。
特に人気だったのがモンスターやクリーチャーなど個性的なキャラクター系キットだったようで、子供の頃にその影響を受けてこの道に引きずり込まれたモデラーは数知れず。
メビウスモデルの社長もその一人で、オーロラへの強いあこがれをこのキットに注ぎ込んでいるようです。
まず胴体のパーツを見てみましょう。特撮用に作られたとされる半魚人のスーツの感じをよく表現しています。鱗とか背びれとか・・・・。
うろこや背びれのモールドが細かく表現されています。
頭や足ひれなどのパーツ。21世紀の最新キットなのにバリが目立ちますが、これもなぜかあの時代やオーロラへのオマージュに見えてしまうのは、オーロラファンバイアスがかかっているからでしょうか?
ベースに取り付けるヤシの葉や小動物、ネームプレートなどもパーツ化されています。こういう雰囲気を盛り上げる小道具もまた、オーロラキットを思わせる演出です。
腕と手はレジン製
そういえば今回のキットでは両腕と両手の新しいパーツがレジンで作られています。画像の白いパーツがレジンパーツです。以前のまっすぐ伸ばした感じの腕よりもポージングが生き生きとしているように感じます。
それらを含めて、話題になるのは当然と思わせてくれる内容でした。
鱗模様を表現する塗装に腕の振るいがいがありそうですね。
説明書は英語表記ですが、丁寧なイラストで解説してあるので組み立てに困ることはないでしょう。
塗装でいかにリアル感を出すかが最大の楽しみになりそうです。