こんな車が作れたら。ジャガースタッフの想いが形になったスーパーカーを1/24で作る。

プラモデルキット

イタレリ 1/24 ジャガー XJ 220 5,000円(税込5,500円)2021年9月発売予定

単なるスーパーカーじゃないところが魅力です

日本でスーパーカーブームが炸裂したのは1970年代の後半のことでした。火付け役となったのはジャンプで連載された漫画、サーキットの狼だったでしょうか。

 

カウンタックにBBに、ヨーロッパに、数え上げればきりがない魅惑のマシンの数々。今もそのときめきを失わない自動車ファンは大いに違いありません。私もその一人です。

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さて、今回はイタレリが1/24スケールでちょっと見逃せないマシンをラインナップしてくれましたのでご紹介。

イギリスのジャガーが1992年から93年にかけて350台のみ生産したXJ220です。

 

スーパーカーみたいなスタイリングで、もちろん高性能スポーツカーなんでスーパーカーなのですが、ちょっとブームからは遅かったですかね。

 

この車のネーミングは最高速度220マイルを目指したことからつけられたのだそう。

 

1988年のバーミンガム・ショーの会場でコンセプトマシンが発表され話題を集め、その後、コンセプツマシンではV型12気筒エンジンで4WDを採用していたのをV型6気筒のターボチャージャー付き2WDに変更するなど、より現実的に変更。発売にこぎつけたものでした。この企画、社内有志による非公認プロジェクトが発端だったっていうのも楽しいですよね。

 

エンジンまで再現したキットは気合が入っています

そんなジャガー社員の気持ちも伝わるイタレリのキットです。

まずはエンジン。当初の予定ではV型12気筒の6リッターを予定していたエンジンですが結果としてV型6気筒へと変更。もちろん、キットではしっかりとV6を再現しています。加えて左右バンクにそれぞれ装備されたツインターボチャージャーユニットもモデル化。そのエンジンを包み込むフレームまで再現され、モデルのミドシップはメカニカルな仕上がりです。

ボディのエンジン部分のグラスハッチは完成後も開閉が可能になっています。モデラーならちょっと腕をふるってみたいところではないでしょうか。

 

エレガントなボディデザインはモデルでも魅力

ボディの再現も見どころの一つに違いありませんね。流れるようなエレガントなラインは1966年、67年に制作されたジャガーのプロトタイプレーシングスポーツカー、XJ13にインスパイアされたデザインと言われています。

 

微妙な曲面で構成されたボディを全長20.5cmに凝縮。

ロングテール、キャブフォワードのプロポーションが独特な佇まいを感じさせてくれます。

実車は世界でわずかに300台強、多くの人の目に触れることはなかった1台だと思いますが1/24で手元にその姿を再現するイタレリのキット。カーモデルファンには見逃せない1台です。

 

日本語説明書をセットしました

このキットはプラッツで日本語の組み立て説明書を作成してセットしています。

日本語説明書付きですからちょっとした注意書きなども安心して組み立てを楽しんでいただけると思います。

デカールも魅力的

最後に一つデカールのライセンスプレートについて。

このキットのデカールは主にライセンスプレート、ナンバープレートですよね、それが中心のデカールですが、ヨーロッパの各国のライセンスプレートが入っていて楽しいです。

 

ライセンスプレートの種類はまずはイタレリの国、イタリア。それからイギリス、ドイツ、オランダ、フランス、スペインの6カ国のライセンスプレートがデカールで用意されています。

 

希少な車のオーナー気分でジャガーの有志社員の気持ちを味わってみるのも楽しそうです。

動画でご紹介

プラッツ公式You Tubeチャンネルでもご紹介しています。

あわせてご覧ください。

 

全国の模型店、家電量販店模型売場、オンラインショップなどで2021年9月中旬発売予定。

ホビコレでもご購入可能です。

 

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