四角の箱の何の変哲もないようなスタイル。しかし、M113装甲兵員輸送車はミリタリーモデラーには特別な1台と言っても過言ではないかもしれませんね。
M113には多くのバリエーションがあり各社から発売されてきましたが、ドラゴンからも
1/35 イスラエル国防軍 IDF M113 装甲兵員輸送車 “ゼルダ”が発売されたのは記憶に新しいところだと思います。
そして、今回ドラゴンから登場したこのM132もM113ファミリーの1両として見逃せないのは言うまでもないでしょう。ボックスアートを見るとまずは激しい火炎が目を引きますが、車体はおなじみのM113の基本形と同じような形状。実はこのキット、中身が魅力なんです。インテリア再現キットで火炎放射の燃料タンクなど、火炎放射メカニズムをしっかりとモデル化しています。室内のちょっと変わった雰囲気はモデラーならずとも気になります。
パーツをご覧いただいて、いかがですか?すべては組み立ててしまえば室内に収まってしまうんですが、カットモデルに挑戦してみましょうか?それとも内部を見せる情景設定を工夫してみましょうか?悩まされるところですね。
M113ファミリーのコレクションに並んでいたら、これは?と素通りされそうですが、実はと言って中を見せる。ちょっと楽しいかもしれません。
見かけに寄らないキット。M113の火炎放射型、M132。さて、どんな風に料理されますか。