スポーツカーレースに欠かせないメイクスは・・・・ポルシェ!!
スポーツカーレースに欠かせないメーカーといえば、ポルシェ!!
PLATZ/nunu/BEEMAXのラインナップでは初の新しい時代のポルシェが登場しました。
待ち望んでいたポルシェファンやスポーツカーレースファンも多かったのではないでしょうか。ポルシェマニアの一人である私も、もちろん大喜びです。
記念の年のピンクのポルシェ
今回モデル化したのは、2018年のル・マン24時間レースで見事クラス優勝を果たした911 GT3です。
これまでもnunu/BEEMAXからはいろいろとポルシェがモデル化されてきています。911をベースにしたレーシングモデル935のシリーズやラリータイプの911など、モデルラインナップの数々からはポルシェのモータースポーツとの深い関わりも伝わってくるというもの。
中でもポルシェと言えばやはりル・マン。935もラインナップされてきましたが、いよいよ911GT3の登場です。
2018年のル・マン24時間レースのマシンを見事に再現しました。
ポルシェとル・マン24時間レースは長い歴史を重ねてきたのは御存知の通り。今でこそル・マンの常勝ポルシェのイメージがありますが、初期は小さな排気量のクラスで性能指数賞やクラス優勝を重ねていました。
私は個人的にはこの時代のポルシェが好きなんですけどね。
そんなポルシェのル・マン総合優勝は空冷水平対向12気筒エンジンを搭載したポルシェ917が登場してからでした。
それは1970年のル・マン24時間レース。
ヘルマン/アットウッド組の917はライバルのフォードGT40を下して見事優勝、総合優勝を勝ち取ったのです。
時は経って2018年。この年はポルシェがその名を冠した車両を発表した1948年からちょうど70年の節目の年でした。
70周年記念のル・マンでポルシェは911GT3の2台に特別なカラーリングを施し、そのカラーリングがファンの話題を集めました。
1台はポルシェと言えばおなじみのロスマンズカラー、そしてもう1台はピンク。
ファンの中にはポルシェの粋な演出に「やるね」と唸った方も多かったのではないでしょうか。1971年のル・マン24時間レースでポルシェが走らせた917/20に施されていたのがピンクのカラーリングでした。
1971年のル・マンの本番前に行われるテストデーにポルシェは特徴あるショートテールでボディ幅を広げた独特なフォルムの917/20と呼ばれる1台を持ち込んで当時注目を集めました。
周りからつけられたニックネームはピッグ。
ポルシェはそれではとレース本番にボディカウルをピンクで塗装し豚の体の部位を表記したカラーリングを施したのです。
ユニークなカラーとスタイルの917/20は決勝では一時3位を走る快走を見せます。
残念ながら途中でクラッシュ、リタイアしてしまいましたが集まったファンに強烈な印象を残したのです。
その時のマシンは今でもポルシェ本社のミュージアムに飾られて人気を集めているのです。
今回のnunuのポルシェ911。2018年のル・マンに登場したのはまさにその917/20のカラーリングを再現したピンクピッグ仕様。
ポルシェファンにはレーシングポルシェの歴史を物語るうれしいマシンのモデル化ですね。
微妙なボディ形状をリアルに表現
さて、話をキットに戻しましょう。
カーモデルのボディはメーカーによってその形状をどう捉えるかが見どころの一つですね。中でもポルシェの911系はその捉え方や表現方法が難しい車種の一つと言われています。
このキットは2024年完全新設計・完全新金型でポルシェ911 RSRを再現しました。
今回のキットのボディフォルムはこんな感じ。
ポルシェファンの皆さんの感想はいかがでしょう。
このファットな印象のスタイルを見ると、ポルシェチームが1971年の917/20のカラーリングを移そうとしたのもわかるというものです。
もちろん、ウイングやフィン、スリットのディテールなど、フォルムだけでなく細かなディテール表現もしっかりと抜かりなく、仕上がりの表情をぐっと引き締めます。
テストショットでその一部をごらんください。
スパルタンなインテリアにレーシングポルシェの息吹
他のラインナップと同様にこのポルシェのキットでもインテリアの再現は繊細です。
室内をぐるっと取り囲むロールケージは現代のレーシングカーならではのガッチリとした細かな構成をしっかりと手際よく再現します。密なロールケージは新しいレーシングモデルならではですね。
シートや各種の装備の再現、ダッシュボードの表現もメカニカル。
これはコンペティションマシンの魅力の一つですよね。
このあたりは専用のディテールアップパーツセットも同時に発売予定ですので、ぜひ合わせて使ってシャープなコクピットを仕上げてください。
シャーシ下面は後端のディフューザーも再現され、リアビューも迫力十分です。
太いタイヤにオーバーフェンダー、911ならではのボディスタイル。
格好いいと思うのは担当がポルシェパラノイアだから?
そして2018年のル・マン24時間。
ピンクのポルシェは見事にクラス優勝に輝きます。
1971年の悔しいリタイアから47年、見事雪辱を果たした記念の年の911ピンクピッグ。
特徴的なピンクピッグのマーキングはデカールで細かく再現しています。
世界のGT3レースで活躍しているマシンですから、資料やいろいろなデカールメーカーから出ているデカールを使って好みのカラーリングで仕上げてみるのも楽しみでしょう。
ポルシェファンのみなさんにぜひ作っていただきたいキットです。
発売は2024年7月予定。
全国の模型店、家電量販店模型売場、オンラインショップなどで2024年7月発売予定。
ホビコレでもご予約受付中です!
プラッツ/nunu 1/24 レーシングシリーズ ポルシェ 911 (タイプ991) RSR 2018 ル・マン24時間レース クラスウィナー 5,500円(税別)
ポルシェ、いろいろ揃っています。
ポルシェのキットはnunu/BEEMAXにも、イタレリにもいろいろ揃っています。
ポルシェが人気なのは世界の模型界でも昔からのことですね。
キットのストックを見るとほんとにポルシェのキットはいろいろ揃っています。
市販タイプだけでなくレーシングモデルやラリーモデルも多いのはモータースポーツに深く関わってきているポルシェならでは。
プラッツの取り扱いの中でもたくさんあります。
nunuをはじめイタレリにもポルシェはありますね。
ぜひこれらのポルシェコレクションもお楽しみください。